絵本『あつくてあつくて』のブックデザインを担当しました。とはいっても今回は絵本なのでデザインするところは少なく、ひたすら素材の良さを引き出すことに専念。
この絵本はタイトル通り、あつくてあつくてたまらないこの季節に読んで欲しい。ばかばかしくも、子どもは喜ぶナンセンス絵本!
作者(文章)は、沖縄在住の絵本作家・ほんまわかさん。一度しかお会いしてないのですが、かなり個性的な感性の持ち主で、天才肌だと感じる方でした。この、ほんまさんが“あつ〜い”絵を描かそうと白羽の矢を立てたのが、このブログではご存知・中川洋典さん。さすがに子どもがバカバカしさに喜ぶツボを心得ていて、絵で押したり引いたりする加減が印象的。いつも以上に上手さが発揮されていました。
私見ですが、この本は大人が読むと「裏にメッセージや主張があるのではないか」と、勝手に深読みができてしまうんですが(僕が最初に下描き本を読んだときは、ジョージ・オーウェルの名作「動物農場」なんかを連想しましたが…)、もちろんそんな読み方をする必要はまったくなく、そんな“あやうさ”があるのもこの絵本の魅力になってるように感じます。
なにはともあれ、この2人の感性を味わってください。
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『(株)Key of Life』様のWEBサイト制作では、ムービーの提案も同時に行ない、すぐさま採用していただきました。
絵コンテを決めて、それに沿って撮影するのではなく、即興的に撮ってイメージに合致するカットを編集で紡いでいく、そんな手法でいきました。
役員ご本人たちのシーン以外は、暇を見つけては街に繰り出し撮影を重ねていきます。当然、使用しなかった無駄なカットも多く、編集の手間もかかりますが、自由度は高い。
また、全体をゆったりと落ち着いた雰囲気にするために、撮影の大半を60Pのフレームレートで撮影してスローモーションに。言葉以外でも、演出とメタファーで、クライアントの“想い”が少しでも伝わることを目指しています。
ムービーはこちらから→https://vimeo.com/171871091