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最近、記事で見かけたが、二眼レフカメラは、まだ根強い人気があるらしい。

何とも言えないクラシックなルックスはもちろん、大きなファインダーを覗くワクワク感がたまらない、あと、シャッター音が小さいので、人前で撮影しても不躾でないのも魅力。最も「撮ってる最中が楽しいカメラ」だと思います。

そもそもなぜ、二眼レフというのかご存知でしょうか?

レフとはレフレックス(反射)の略。
撮影レンズを通った光はフィルム面に映されるので、そのままでは撮影している像を直接目で見ることはできません。そこで、撮影レンズとは別にもう一つレンズをもうけ、ミラーに反射させてファインダーに映すようにしたのが二眼レフなのです。異なるレンズで見るので厳密には少し位置がズレた像で見ていることになります。

それに対してご存じ一眼レフは、撮影する同じレンズの光をミラーで迂回させてファインダーで見て、撮影の瞬間だけミラーを跳ね上げてフィルム面に当たるようにしています。
だから、ズレのない像で見ることができますが、撮影の瞬間はミラーが上がっているので見ることができません。

(二眼レフはミラーが跳ね上がらない分、ショックがなく静かに優しく撮影できるというわけです。)

「一眼レフ」という名称は、もともと先にあった二眼レフとの相対的な訴求として生まれたもの。それが今は「へえ〜、レンズが2つもあるんだ〜」と逆に一眼からの後付の見方をされるのが、面白いですね。

 

写真は「ローライフレックス テッサー3.5」
ファインダーを覗いたところ。初めて見た人はこれの虜になります。

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